この手をぎゅっと、離さないでね?




洋くんが玉子焼きをほおばりながら何気なく放った言葉に、トクン、と胸が揺れる。



だってそれって、将来的には私と一緒に暮らしたいってことなんだもんね?

ずっとずっと先のことまで考えてくれてるなんて、すごく嬉しい…。

そう思うと、顔の熱があがってきた。



「わ……っ。私なんかでよければ!」

「私なんかで、ってさぁ。あかりだから言ってんだろ?」



洋くんは笑いながら、私の頭をわしゃわしゃと撫で回す。



「ふふふふっ…」

「ん?なに笑ってんの?」

「ふふっ。だってすごーく幸せなんだもん」