この手をぎゅっと、離さないでね?





どうやったら洋くんは反省文を書いてくれるんだろう。



「あー、やっぱり反省なんかできねぇ!なんならまだ殴り足りねぇくらいなのに!」

「それは困ったなぁ……」



シャーペンを持つ手をなかなか動かさない洋くんの横顔を、ため息をつきながら眺めていると。



いきなり教室のドアがバン、と強く開いたことで私と洋くんの会話が止まった。



え……。

ちょっと待って、光琉くん…?



「テメェ……なんの用だよ!」



教室のドアを開けたのは、まさかの光琉くんで。

洋くんは光琉くんと目が合った瞬間、ガタンと勢いよく席を立った。