この手をぎゅっと、離さないでね?




「じゃーなー、洋。反省文頑張って書けよな」

「うっせぇ、笑うなや」



荒井くんや多津くんは、笑いながら教室を出て行って。



「あはははっ、ちゃんと反省しながら書かなきゃダメだよ〜?」

「お前らも笑うな。さっさと帰れっ!」



はるちゃんや乃衣ちゃん、舞野さんまでもが笑いながら教室を出て行って。



そうやってひとり、またひとりと教室からクラスメートがいなくなっていく。



「あー……もう200字なんかムリだ。長ぇ」

「頑張ってよぉ、洋くん。終わらなきゃ帰れないよぉ」



あっという間に、教室は私と洋くんの2人だけになった。