光琉くんに向かって階段をかけあがった洋くんは、迷わず光琉くんの頬を殴り飛ばした。 「ちょっ、洋くん!ケンカはやめてよぉっ」 2発、3発と光琉くんの顔を殴る手を止めない洋くんに私の声は届いてないみたいだ。 「いってぇなぁ!ちょっとキスしたくらいでバカみてぇにキレてんじゃねぇーよ!」 光琉くんもすかさず殴り返して、ケンカは激しさを増すばかりで。 「おい、お前らもうやめろよ!」 荒井くんと多津くんも声を揃えて止めさせようとしているけれど、洋くんも光琉くんも互いの胸ぐらを掴む手を離さない。