洋くんと詩織ちゃんってほんと仲良しだなぁ。
だけど、もう嫉妬はしないもんね。
洋くんが私を大切に想ってくれてること、ちゃんとわかってるし。
それに今だって、私の右手をしっかりと繋いでくれてるんだもん。
「あっ、あれ洋じゃねー?」
洋くんの左手を掴む手に力をこめたタイミングで、後ろから陽気な声が聞こえてきた。
洋くんと詩織ちゃんと同時にぱっと振り返ると、そこにいたのは見慣れない同じ歳くらいの2人の男の子。
1人は中肉中背で、ツーブロックの茶髪で糸のような細い目が印象的な人。
そのとなりの人は少し身長が低めで、黒髪だけどやたら長い襟足だけは金色の人だ。


