「すみません、木下太陽さんでしょうか?」

『え?』

しずくさんの荷物を整理していると、看護師さんから声をかけられた…

「山川さんから、預かっていたものがあったので、どうぞ。」

そう言って渡されたのは一通の手紙。

しずくさんの字を見るのは初めてだった…