スイーツよりも甘くとろけさせて

「ごめんなさい、東雲君に彼女…さん?今度、お店に行くからその時にまた、ね!」
「今度、ゆっくりランチでもしよーよ!」


私がお外デートを我慢して来た事などお構い無しに、彼女達は晴空君を易々とランチに誘う。


私の涙のせいで彼女達は一歩引いてしまったのか、そそくさと席を離れようとしている。


「…今日は久しぶりに会えて嬉しかったけど、もう会わない。……だって、俺…」


彼女達が席を立ち上がった時に晴空君も立ち上がり、とんでもない発言をした。




「いずれは穂奈美と結婚するし、今日みたいに泣かせたくないから」



今のは聞き間違えですか?


極度の驚きにより、目が真ん丸になり涙がピタリと止まる。


彼女達は唖然とした顔付きをして、これ以上は何も言わずに立ち去った。


テーブル上は二人きりに戻り、互いに赤面をしたまま俯く。


「…本気、だから。穂奈美が良ければ…だけど?」