ユウを睨もうと目に力をいれるけど溢れるのは涙だけで...。



最後の抵抗とでも言うようにお揃いのペアリングを外して投げつけた。



そして、全ての荷物を持って家を出た。



夜とはいえ蒸し暑い道をダラダラ歩く。



.....後ろを、チラチラ確認してしまう。



「.....うそ、だよ」