あの夏、君に恋してる

「ええ!嘘でしょ!」


「藤森はくじ運が良いなぁ〜!はっはっはっ!」


最悪だ。体育は得意って訳ではないし、何より放課後の委員会が憂鬱で仕方なかった。


「あちゃー叶瑚。運が悪すぎるよ、ぷぷぷ!」


ひーちゃんがくすくす笑ってる。
むかつく〜!…こうなったら!


「ゲンちゃんせんせー!星野さんが代わりたいそうでーす!」


先生はびっくりしている。
ひーちゃんはそういうのやりたがらないから。


「そうなのか??」


ひーちゃんは顔が真っ青。


「ちょ!違いますよ!!叶瑚のおばかあ〜!!」


ひーちゃん涙目で可愛いんだから。
これくらいにしておこう。

「私をばかにしたからこうなったんですー!ちょっとは手伝ってよね!」


「ちぇ〜、わかったよ!」


ほっぺを膨らませて怒ってるみたいだけど、可愛いくなっちゃってるひーちゃん。


「も〜!ひーちゃんが可愛いから許しちゃうよ!」


「え。なに嫌味なの。叶瑚…」


「なに言ってるの?ひーちゃん?」


「もー!叶瑚は!自分が可愛いって自覚しなよ〜って何回言っても無理だったんでした、ハイハイなんでもありませんよ。」


「ちょっと!ひーちゃん教えてよ!!」


「お前ら2人うるさすぎ!いい加減にしろ〜!」


げ!やばい!
私とひーちゃんは顔を見合わせた。