だがもう、どうしようもない。 私は神ではない。 一度失くした命はもう、戻ることはない。 諦めるしかないのだ。 不安と恐怖、焦りが入り混じった感情は、私の体を震わせた。 でも、どうしようもないという事実を悟った私は、 震える右手を、左手で押さえつけた。 もう、笑うより他ない。