千里には彼氏の海依くんって言うお金持ちさんがいるんだ。



いいよねぇ?



千里には彼氏がいて。




「あんたも、いつか彼氏出来るわよ(訳:秋埼春斗馬鹿じゃなくなったら)」



「何よ!!!その訳って!!!」


「あら、気づいた?」



「あら、気づいた?じゃないわよ!!!千里ひっど〜い!っ!!!」




あたしが怒ってそう言ったら、千里はゴメンゴメンと笑って謝った。




「んじゃ、あたし今からバイトだから」



「そっか、バイバイ千里!!!!」



あたしは秋埼春斗を大切に持って、別の道に向かう千里に手を大きく振った。




「あんた、間違って秋埼春斗の写真集、食べるんじゃないわよ!!!!」



んな!!!!



失礼なっ!!!!




「あたしはやぎじゃないも〜〜〜ん!!!!」




大笑いしている千里に向かって大声でそう叫んだ後あたしは、すぐに




家に帰る。