あたしと千里は体育館に着くともうすでにたくさんの人が集まっていた。
「みんな、早っ!!!!」
あたしがザワザワしている体育館を見てそうボソリと呟いていると
「繭、こっちこっち!!」
ザワザワとヒトゴミの中、千里が手招きしながらあたしを呼んだ。
あたしはすぐに特長的な千里の声が聞こえた方に行って、あたしのクラスの列にならんだ。
「里村さん!!!」
「松村くん………」
「さっきの話の続き…」
「あぁ、それなら千里に聞いたよ♪
あの四人、スイートガールズって言うんだってね?」
「あぁ……
なんだ、聞いちゃったんだ………」
「なんか言った?」
「え?イャ!!!!
な、なんでもない!!!
んじゃ、そろそろ始まるみたいだからまた後でね!!」
松村くんはそうごまかして自分のところに戻ってしまった。
「松村も馬鹿相手に大変だよね〜♪」
「へ??何?」
「イャ?独り言っ♪」
千里がニヤニヤしていた。
気持ち悪いっ


