【短編】大好きだから。



いつの間にか私の目には沢山の涙が溜まっていた。


ゴソゴソとスクールバッグからタオルを出し、頬に伝わる私の涙を拭いてくれる彼。


ほんと、なんで女子力高いの!?


私なんて普段タオル持ち歩かないんだけど。



「ごめんな。なんか追い詰めたみたいで」



「ち、違う!柴山は悪くないっ」



勢いがつき、思わず立ち上がる。



「私がっ、私が柴山のこと好きになっちゃったから……!!」