【短編】大好きだから。




「……ずっとっていつから?」



「……」



「ちょ、答えてよ」



「……」



まだ後から抱きしめられている状況だから、顔が見えない。



「初めて話したのが1年の文化祭の時だよね。確実にそれよりは後だから……」



「入学式」



私が話しているのに被せて、突然喋り出す。



いつも何かしら喋ってる柴山が無言なのは気持ち悪い。



……ん?


まてよ、入学式って聞こえたけど?



「あー今年の?でも、参列してないな」



校内にはいたけど、普通に部活だったから。



「俺らの入学式。一目惚れしたの、日奈子に」