【短編】大好きだから。




「っは、離してっ」



自慢の運動神経で対処しようと試みるも、やっぱり同じくらいの身長でも男子にはかなわない。



悔しいっ!


悔しいのに、ドキドキしている自分がいる。



「離すかよっ!ずっと、ずっと好きだった日奈子が好きって言ってくれたんだ。死んでも離さねぇ」



……え。



柴山が私のこと好き?



それも、ずっと?



そんな素振りなかったじゃん。