【短編】大好きだから。




そのまま電車に乗って帰る気もしなくて、駅の向かい側にある公園のベンチに腰をかける。



そこまで運動能力の高くない柴山は、学年一足の速い私のことを見失ったんだろう。


途中まで追いかけられたけど、駅近くになったら見えなくなった。


今はそれでいいのだけど。



親友の永遠に電話しようかな……。



あ、でも今日彼氏とデートって言って嬉しそうにしてたっけ。


でも他に私が柴山のこと好きだって言ってないからな。