それでもキミが好きなんだ



「そういえば、サキと琴音っていつから付き合ってるの?」


「んー、昨日琴音が『もうすぐ八ヶ月だね』とかなんとか言ってたからそれくらい」


ちょっと待って……まさか記念日覚えないの?


まあ、なんかサキらしいと言われればサキらしい気もするけど。琴音も怒らないんだろうなあ。

私ならきっと『なんで覚えないの?』とか言って拗ねちゃいそうだ。


「あんたねー、記念日くらい覚えときなさいよ」


「大丈夫大丈夫。琴音が記念日をSNSに載せててそれこまめに見るから怒られねーの」


「うわー、私ならそれ知ったら激おこだわ」


サキってそういうのあんまり深く考えてなさそうだからなぁ。能天気というかなんというか。


「うん、ナツは怒りそうだな。
俺、ナツと付き合ったら怒られてばっかりな気がする」


想像しているのか肩を小刻みに揺らしてクスクスと笑っているサキ。


「何笑ってんのよ」