それでもキミが好きなんだ




「そういえば、昔はよく駄菓子屋に行ってラムネを買って、海を眺めながらラムネ飲んでたよな」


「懐かしいな」と言いながらその日々を思い出しているのか少し切なげに笑ったサキ。


「そうだね。ほんと、楽しかった」


それにつられるように私もぎこちなく笑った。


本当に楽しかったんだ。

何も気にせずにただゆっくりと時間が流れてサキとなんでもないことで笑い合って時には喧嘩しちゃったりもして。

サキは私の青春そのものだ。その楽しかった頃に戻ることはできないけど、私はサキと過ごしたかけがえない時間を忘れたくない。いや、きっと一生忘れられないだろう。