それでもキミが好きなんだ

「…ビックリした?」



授業が始まって数分後に隣からかけられた言葉。


正直にいうと、驚いた。


だけど、私が口出しできるようなことじゃないということも痛いほどわかっている。


素直になれなかったのは、私の方だから。


「…そりゃあね」


「お前は彼氏いるの?」


本人はサラッと聞いたつもりなんだろうけどぎこちなく聞いてきたのが分かるくらい、サキはわかりやすい。


「…いないよ」


「じゃあ、あの…」


サキが言いたいのはあのトプ画のことだろう。

まあ、今はもう変えてあるけど。


「あれは違うよ」


「…なんだ、そっか」


ホッと安堵して胸をなでおろしているサキ。
そんなに私に彼氏がいるのがダメだったのかな?


自分はもう他の誰かのものなのに。