それでもキミが好きなんだ




あんなサヨナラの仕方だったのにサキは何もなかったかのように接してくれているんだから。


だから、たぶん…今こうして昔のように話せているんだと思う。


おばあちゃんの言う通りだ。


私たちの仲は三年では壊れないのかもしれない。


変わったこともあるけど、変わっていないことの方が多い。


「咲都!ちゃんとどこに行くか決めといてね!」


「えー、お前が決めてよ」


「たまには決めてよ!任せたからね!」


予鈴がなったから琴音はそれだけいうと自分の席に戻っていった。


健吾も琴音のあとを追いながら戻っていった。


結局、琴音とは一言も話していない。


友情ってこんなものなのかな。


いや、最初から私と琴音の間に友情というものがあったのかすら分からない。