それでもキミが好きなんだ




小学校からバスケをし始めて、中学でもバスケ部に入っていた。


本当に三年間続けたのか私には分からないけど高校でも入部しているということは中学でも三年間続けたんだろうな。


「ナツは?してんの?」


サキにそんなことを聞いたのが間違いだった。


そんなことを聞いたら自分も同じ質問をされるかもしれないことくらい頭に入れておくんだった。


「…もう、してないよ」


「へえ。お前上手かったのにな」



本当は上手いって思ってくれていたんだ。
三年前はそんなこと全然言ってくれなかったのに。


もう少し早くその言葉を聞けていたらよかったな。


「サキには負けるよ」


「そんなこと知ってるっつーの。
お前が俺に勝とうだなんて100年早い」


「よく言うよ。私、サキに勝ったことあるし」


確かにサキは上手いけど、足元にも及ばなかったわけじゃない。


何度か、本当に何回かだけサキに1or1で勝ったことがある。


「うるせー!」