それでもキミが好きなんだ



だから、突き放したんだ。

自分を守るために。

その罰が当たったのかもしれない。


サキに知られたくないがために隠したことがあることも。


「あったりまえじゃん!
ねぇー?咲都!」


「おう」


その返事とともに私の顔を盗み見たサキ。


気まずいというのが顔に書いてあるよ。


どうしてサキがそんな顔をするのかが分からない。


彼女の琴音とラブラブなら別に私のことなんて気にしなくてもいいじゃん。


「今日は部活もないし、大切なオフだもんね」


「…サキって、まだバスケしてるの?」


ふと、漏れた疑問に琴音が私のことをギッと睨む。


思えば、昔から何度かこうして琴音に睨まれることがあったなぁ。


「おう。まあ、楽しいからな」


「そうなんだ」


サキは昔から勉強はできないくせにスポーツだけは万能で、とくにバスケには力を入れていた。