それでもキミが好きなんだ




離れていた三年間、一度も忘れたことはなくて、ずっと好きだった。


何度も忘れようとして、彼氏を作ったりしたけれど結局無理ですぐに別れてしまった。


メッセージアプリのトップ画面の男の子はその中のうちの一人。

他校の男の子で、友達の友達という感じだった。
別に好きじゃなかった。ただ、このどうしようもない孤独を埋めてくれて、苦しさを紛らわしてくれる人がほしかっただけ。

しょせん、名前だけの彼氏。
サキのことを忘れたくて付き合った人たち。
名前だって下の名前しか覚えていないくらい興味がなかった。

最低だと自分でも思う。
だけど、向こうにいたときの私は人のことなんて考える余裕がなかったんだ。


「……思ったところで何になるの?」


私がサキに別れてほしいと思ったって二人の関係は変わるわけではい。

私なんてちっぽけなものなのだ。


「……」


「それに私、サキのこと好きじゃないから」


ラブラブな二人にも聞こえるようにわざと大きな声で言った。


これでいい。
これでサキのことは自分の中で終わらせよう。