それでもキミが好きなんだ




だからなのか、私もサキと同じ学校らしい。


……そんなことよりも、学校ってどこ?


中学の場所なら分かるけど、さすがに通ったことのない高校の場所までは分からない。


場所のことなんて、すっかり忘れていた。
どうしよう…このままだと初日から遅刻になってしまう。


「おはよ、ナツ」


「…え?」


ポンッと肩を叩かれて後ろを向くとそこには朝から眩しすぎる笑顔を浮かべているサキがいた。


「な、なに」


「なにって、お前と同じ学校だってばあちゃんから聞いたから」


「だからってなんであんたがいるの?」


「どうせお前のことだろうから学校の場所がわかんなくて迷子になりそうな気がしたから迎えに来てやった」


…なんでこの男はこんなにも鋭いんだろう。


悔しい、こんなにも私の気持ちを読み取られていることが。