それでもキミが好きなんだ



きっと、おばあちゃんには私の気持ちが見抜かれている。

いつもおばあちゃんとおじいちゃんは味方をしてくれる。

いきなりここに戻りたいと言ったのに文句ひとつ言わずに受け入れてくれた。


「テスト頑張りなさいね」


それだけ言うとおばあちゃんは部屋から出ていった。


「いただきまーす!」

「こら!まだダメ!」


イチゴを取ろうとしたサキの手をパシッと叩いた。

すると、膨れた顔をしたサキがこちらを向いた。


「このページが終わってから」

「ケチだなー」

「だってサキご褒美がないと頑張らないタイプじゃん」

「よくご存知で。ほんとお前には敵わねえな」


何言ってるんだか。
敵わないのは私だって同じ。


「口じゃなくて手を動かすの!」


そう言いながら私もシャーペンを動かす。

うるさく高鳴る鼓動に静まれ…静まれ…と心の中で唱えながら。

それから15分後。

隣にいたサキが「っしゃー!終わった!」と声を上げた。


「イチゴ!イチゴ!」

「はいはい。どうぞ」


イチゴのお皿をサキの前に持っていく。
お互い手に取り、パクッとイチゴを口に運ぶ。


「「うんまあ〜〜!」」

「いや、何の仲良し」

「俺ら仲いいじゃん」


キラキラと眩しい笑顔を浮かべられると何も言えない。

ハモるとか昔からよくあったけど、高校になってもそうなるとは思ってなかったし。