アスカラール

「私と一緒にって…この間も、その前も一緒に過ごしたんじゃないかと思いますけれど…」

美都がそう言い返したら、
「俺は今日が1番嬉しいんだ。

好きな女の子と一緒に誕生日を過ごしてるから」

成孔が言った。

「た、誕生日なんですか!?」

美都は驚いて聞き返した。

「うん、誕生日なんだ」

成孔は首を縦に振ってうなずいた。

「そ、そうならそうと言ってくれれば、何かプレゼントを用意しましたのに…」

美都が呟くように言ったら、
「俺は美都と一緒に過ごすことが1番の誕生日プレゼントだと思ってるから」

その呟きが聞こえたと言うように、成孔が言い返した。

今日が成孔の誕生日だと知ったことに驚いたが、彼と誕生日が一緒だと言うことが嬉しかった。