アスカラール

「結果がわかっているのに、それに対して自信を持つことができないなって…」

呟くように打ち明けた美都に、
「結果ですか?」

高崎は聞き返した。

「もちろん、いい結果ですよ」

美都はすぐに答えた。

「いい結果が出ているならば大丈夫ですよ。

自信を持って、ちゃんと向きあえば心配はありません」

高崎は励ますように美都に言った。

「向きあえば、ですか…」

「ええ、美都さんは魅力的な人ですから相手もちゃんと答えてくれますよ」

さすが上司だと、美都は思った。

部下のことをよく見ているうえに理解しているなと、美都は高崎を尊敬した。

「ありがとうございました」

美都は高崎にお礼を言った。

「高崎さんのおかげで自信がつきました」

笑顔で答えた美都に、高崎は満足そうに首を縦に振ってうなずいた。