美味しそうにオランジェットを食べている成孔の顔に美都は嬉しさを感じた。
(気に入ってもらえたみたいでよかった)
口元が微笑みそうになったのを美都は感じた。
「美都」
成孔が美都の名前を呼んだ。
「は…」
返事をしようとしたら、彼の顔が近づいてきた。
「――ッ…」
唇が重なった。
重なった唇から、オレンジとチョコレートの味がした。
何回もキスされているからか、もう驚かなかった。
これがなれてしまったと言うことなのだろうと、美都は思った。
唇が離れたかと思ったら、
「――かわいかった」
成孔が言った。
「――えっ…?」
それに対して聞き返したら、
「俺がオランジェットを食べてくれて嬉しいと言うように微笑んでる美都がかわいかった」
と、成孔は答えた。
(気に入ってもらえたみたいでよかった)
口元が微笑みそうになったのを美都は感じた。
「美都」
成孔が美都の名前を呼んだ。
「は…」
返事をしようとしたら、彼の顔が近づいてきた。
「――ッ…」
唇が重なった。
重なった唇から、オレンジとチョコレートの味がした。
何回もキスされているからか、もう驚かなかった。
これがなれてしまったと言うことなのだろうと、美都は思った。
唇が離れたかと思ったら、
「――かわいかった」
成孔が言った。
「――えっ…?」
それに対して聞き返したら、
「俺がオランジェットを食べてくれて嬉しいと言うように微笑んでる美都がかわいかった」
と、成孔は答えた。



