色々追われていて、気付けば12月25日。


なんだか嫌な目覚めだな。


世の中はクリスマスでたくさんの恋人たちが楽しそうに過ごす日だ。


今日に限って、部活もない。


外に出る気もなく、もちろん予定も何もない。


ベッドの中から時計を見ると、もうすぐで12時になるところ。


寝すぎたなって思いながら、布団からは出られない。


そのままゴロゴロしているとまた眠りについてしまっていた…。


もう一度目を覚ました時には16時になっていた。


さすがにやばいと思い、起き上がってリビングに行く。


「さすがに寝すぎでしょ。」


3つ離れた私の弟はテレビを見ながら、そう言ってきた。


「そういうときもあるんだよ。」


私はそう言い、冷蔵庫を開け、水を飲んだ。


私の弟は私とは違って、真面目な性格だ。


頭も良くて、スポーツもそこそこできる。


まぁ、私も最初の方は勉強出来てたんだけどね…。
現在のことは聞かないでいただきたい。


両親は仕事に行っていて、今はいないようだった。