そして、私がお風呂から上がると蓮太からありがとうと返信が来ていた。
私がまたメッセージを返そうとした時、蓮太から電話がきた。
突然のことすぎて、驚いたが、恐る恐る電話に出る。
「もしもし…?」
「もしもし。由衣、誕生日のやつありがとな!」
「急に電話してきてどうしたの。」
「いや…直接お礼言いたかっただけだよ。」
そうやって、さらっとかっこいいこと言うからもっと好きになっちゃうじゃん。
この前電話してからだいぶ時間が経ってしまっていたため、あれ以来、蓮太が気になっているという愛海の話を聞いていなかった。
実際は、聞くのが怖かった。
まだ、蓮太が愛海を好きでいるのなら、私に可能性はなくなってしまうから。
だけど、聞かないと何も始まらない。
そう思って、聞くことにした。
「ねぇ、蓮太さ、最近愛海とはどうなの?」
少し間があってから蓮太は話し始めた。

