『そっか…。じゃあまた次の機会にどっか行こうな!』
翔平の返信に少し胸が痛くなる。
『そうだね。』
返信が少し素っ気なくなってしまった。
「はぁ〜。」
私は大きなため息とともにベッドに倒れ込む。
蓮太はまだ、愛海のことが好きなのかな。
これから蓮太にどうアピールすればいいんだろう。
そう考えながら、ふと、カレンダーに目をやると……
「あれ?待って、今日7月18日…。ってことは蓮太の誕生日じゃん!」
私はベッドから飛び起きて、カメラロールから蓮太の写真を探し、誕生日の画像を作った。
そして、おめでとうというメッセージと共にその画像を送った。
前に電話した時に誕生日を聞いていて、カレンダーにチェックを付けていたので気付けてよかった。

