この想い、どうしたら君に届きますか。


『ごめん。気づいたら寝てた。』と返信して、私は学校に行く支度を始めた。


顔を洗おうと洗面所に行って鏡を見ると、寝不足でくまがひどかった。


どうすることもできないのでとりあえず、登校の電車に乗っている時間は睡眠に費やすことにした。


学校に着くと案の定みんなに大丈夫?と心配された。


「昨日夜中まで映画見ちゃって、寝不足なの!」となんとか誤魔化しておいた。


授業中もずっと寝ていたため、香織にも心配をかけてしまった。


結局、今日1日はぼーっと過ごしてしまい、気づいたら、部活の時間になっていた。


重い体を起こして、更衣室へ向かう。


私のクラスが早く終わっていたのか、更衣室にはまだ誰もいなかった。


一人で着替えていたところ、茉里奈がやって来た。

私の顔を見るなり、


「え!?顔ひどいよ!どうしたの?」