この想い、どうしたら君に届きますか。



特に用事もなかったらしいけど、たわいのない話しで盛り上がった。


翔平とのことも話すと、


『向こうもなんか考えてることあるのかもしれないし、ちゃんと向き合ってやれよ。』


なんて、言ってきた。


『そういう、蓮太こそ愛海とはどうなの?』


と聞くと、


『もう、愛海とはあんま連絡とってねーよ。』


驚きと共に少し安心した…。


ん…?何で安心するんだろう。
なんて思ったけど、その原因が何なのか私には分からなかった。


結局その日は、蓮太がずっと電話繋いでいようとか言って、朝まで繋いだままだったが、私が先に寝落ちしてしまった。


朝起きると、電話は切れていて、どうやら蓮太が切ったらしかった。


蓮太から『おーい、もう寝たかー?』というメッセージが何件か来ていた。


メッセージを確認した後で、寝息とか寝言とか、大丈夫だったかな…と急に心配になった。