あれから10年が経ち
私が高校2年生になったある日
私は、『本当の真実』を知りました………。
私の母は、病気で死んだのではなく、
私を庇って早く死んでしまったのだと…
私と母は
2人でよく買い物に出掛けることが多かったそうです。
母が私を庇った日も、
私と母は買い物に出掛けていました。
そして、買い物の帰り道、
私は信号の渡り道を走って渡り、
私は派手に転倒してしまったそうです。
そして、1台の大型トラックが、
私に気付かずに突っ込んで来そうで、
母は私を庇い、引かれました…
幸い、命は取り留めましたが
私の母は昔から心臓が弱く、私が産まれる時も
命に関わると医者に言われたそうです。
それでも母は
『生まれたいと望み芽生えた命を殺せない
それに、私と夫が愛し合って生まれた命
絶対に失いたくない 失ったら私は一生後悔する』
っと言って私を産んでくれたそうです。
ですが、私を庇った母は寿命が減ったそうです。
元々、私が産まれてから
後、11年 生きられるだろうと医者に言われていました。
しかし、
私を庇ったせいで、母は寿命が6年も縮まったそうです…
もし、私があの時 気を付けていれば
母は死ぬことはなかったのではないか…
本当の真実を知った私は、
いつもそんな事を考えていました。
そして、 あの時、母ではなく、私が引かれていたら、母は寿命が減らなかったのに…
っと自分を攻めるようになりました。

