森の中を歩く。

愛しい貴方を守るため、私はあそこに向かう。

森の木々に囲まれている湖を目指す。

そこには、アイツがいる。

「お久しぶりです、No.65」

「…久しぶりね」

私に声をかけ、そこに佇む彼女。

その姿はまるでロボットのようだ。

表情も変えない、不思議な女。

私はこいつが、大っ嫌いだ。