分からないけど大切なんだ。
分からないけど好きなんだ。
分からないけど離れたくないんだ。

部長とも匠海くんとも離れたくない。

葵「もしも私が平気じゃなかったら
部長が止めてよ。匠海くんの事を
愛せない時は私の事を捨ててよ。
...だって私には自信がないんだよ。」

部長が来るよりも前に
匠海くんが来てくれた。
私を抱き締めてくれた。

匠海「葵ちゃんが僕の事を
抱き締めてくれた
初めての人だった。
お母さんはほとんど毎日
家にいなかったから僕は
ずっとどこにいても1人だった。」

葵「そっか。」