本当に分かっている。
葵がそう思うのなら俺は
繋ぎ止められない。

仁「葵の事を考えられなくてごめん。
だけど、葵の事も大切なんだ。」

葵「でもね、部長。
両方、大切には出来ないよ。」

仁「分かってる。」

葵「すぐに部屋を決めて
出て行くからさ。」

仁「待って。せめて
葵の就職先が決まるまで
この家にいてくれないか?」