仁「ごめん、匠海...。」

匠海「今更だよ。」

本当にその通りだ。
たった10歳の息子に全て
背負わせてしまったのだから。

霊安室へ行くと7年ぶりに会った
その人は冷たくなっていた。

真っ白い唇と真っ白い肌が
現実を突きつける。

何で...こんな事になるのだろう。
一言だけでも彼女の口から
俺への文句を聞きたかった。