出社し、午前の打ち合わせを
終えた俺の元へ1本の電話が
かかってきた。

電話を切った俺はその場所へと向かう。

ーピーポーピーポー

ーウィーン

仁「匠海!お母さんは?」

久しぶりに会った息子への
第一声がこんな言葉だとは
思わなかった。

匠海「...さっき、亡くなったよ。」

涙も流さずにそう言う匠海の事を
俺は抱き締めた。