葵「私はそんな風に優しくして
もらうような人間じゃありません。
部長はもう忘れて下さい。
私みたいな人間が頑張ったって
過去は消せないですから。」

仁「どんな人間だろうと
過去は消せないよ。
努力して地位を気付いてきた政治家も
一生懸命頑張って役職を得た人間も
子供を持つ親も有名企業の社長も
街中にいるフリーターも過去は消せないよ。」

水無月を俺の目を真っ直ぐに
見つめて泣いていた。

仁「俺が今の部署へ移動になった日。
俺は水無月の事が苦手だった。」