昼ごろになると、さらに大変なことが持ち上がった。生理的欲求。つまり、トイレとお腹がへったってこと。トイレの方は、トトのために前から用意してたトイレシートでなんとかすませた。といってもトトはオスなので、おっかなびっくりだったけど・・

・・ふふ、ミッチーもこんな風にしてるのかしら?やだ・・はずかしい・・足を上げながら思った・・ちょっとおかしかった。

 でも、お腹がへるのだけは一人(一匹?)じゃどうにもならない。あ、確かポテトの袋がゴミ箱にある。必死でゴミ箱のふちをもって立ち上がり、中を見ようとした。ゴロンゴロン、ゴミ箱と一緒にまたひっくり返った。今度はうまくころんだので気は失わなかったけど、ポテトの袋は空だった・・

しょうがない・・ママを呼ぼう。

 部屋のドアに何度も体当たりした。痛かったけど、もうお腹かペコペコだ。ママが階段を上がってくる。そうだ、お腹の鳴る音を出そう。

きゅうう~~~~ん・・ごろごろおんん~~

「もう!お腹すいてるなら下に降りてくれば良いのに・・ここに置いとくわよ!」ママはお昼ご飯をもって上がってくれていたのだ。サンキュウママ!でもママは私が顔を見せないので機嫌が悪かった。ごはんののったお盆をどんとドアの前におくと、ドスドス足音をたてて降りていった。

 あ~待って、ママ~!私、このドアあけられないんだよお~~・・