「うう~ん。
もう少しやっておきたいから………先に食べてて。
切りの良い時にここで食べるから。」

本当は、食べる気にならなかったから……

持って来て無いんだけどね。

「俺……先生と一緒に食べようと思って、プリンを2つ買って来たんですよ。
みんなにないから、ここで食べましょうかぁ~。
取ってくるから…それまでメールをしといてもらえますか?
森先生が携帯片手にソワソワ連絡待ちをしてるので。
唯先生のメールを待ってるんでしょう?」

痛い所をついてくるなぁ~

ご飯も食べないって…言えそうにないし………

メールも……しないとダメだよね…………

「うん。メールする……。プリンも………ありがとう。」

ニッコリ笑って部屋を出ていく、航君のうしろ姿を……

ついつい恨めしそうに見てしまう。

"一人で考えたいから…四人と尋ちゃんに連絡はしないで……。
今は、先生と話せないから…時間を下さい。
今日は、家に帰ります。"

きっと……話せる日が、くることはないけど……

今書ける、精一杯のメールを送ると

"一人で考えるなら、オレの気持ちも…考えに入れて下さい。
戸締まりをしっかりすること。"って……

先生らしい……優しいメールが直ぐにきた。