月と太陽

響「ん…」



目覚めたらそこには白い天井があった



どうやらここは病院らしい



あ、私生きてたんだ



起きようとして手をつくと左腕に激痛が走った



あ、私は腕を刺されたんだ



死ななくて良かった



はぁ



私は刺される前に思い出したことを考えた



それはお母さんのこと



私は今までお母さんは私を産んだ後に体を悪くして亡くなったと聞いていた



でも本当は違うんだ……



お母さんは私を庇って死んだ



殺されたんだ──



それを私はショックのあまり忘れていた



忘れちゃいけないのに…



あの時のこと思い出すと涙が出てきて



それからベッドにうずくまって泣いた