「俺の家ここさぁ、また」

「嘘?!となりじゃん!」

「あい!沖縄みたいな家って思ってたら海咲の家だったんさぁ」

家も隣なんてすごい偶然、そういえばここ空き地だったけど最近家できたんだったな。
すごい私の家と似てたからびっくりしたけどまさか沖縄からだったんだ。

私の家はおばあちゃんがすぐ慣れれるようにっておばあちゃんの旦那さん、おじいちゃんが建てたものらしい。それで沖縄の家みたいにほとんどが木でできている。

私はこの家のつくりがすごい好きだ。

「じゃあ、俺らみんなご近所さんじゃん!」

そう、私たちの家は私の家、右が瑠夏の家、瑠夏の隣が慧の家、私の左が渚の家ってなっている。

「偶然でもすごすぎ…」

すると、家からお母さんが出てきた。

「あら、海咲もう仲良くなってたのね!余計な心配だったみたいね」

そう言いながらくすくす笑うお母さん。どういうことか気になってお母さんに聞いてみる。

「渚くんのお母さんとね、お母さん友達なのよ。だから渚くんが分かんないことあったら教えてあげてって帰ったら言うつもりだったんだけど必要ないみたいね」

「そういうことだったんだ!私ももう家に入ろうかな」

みんなに明日って言って手を振ると、みんなも笑顔で振り返してくれた。