他人行儀に見つめた。

私は、もう人と関わりを持たないって、決めたから。


そしてその男の子たちは、暴走族だった。



見てるだけで辛かった。


憎いと思っているのに、楽しかった思いでばっかり浮かんできて。


思わず、涙が溢れそうになった。


ドアを開けて、廊下に出ようとした。


バンッ


ごめんなさい。



そういって立ち去ろうとしたのに。


出会いたくなかった。
でも、出会えて良かった。