やがて俺達の視界に映る病院の出入り口から人が出てきて、駐車場の車に乗り込んだ。
自転車置き場、駐車場に残っていた最後の1台。
「そろそろ行くか。」
午前中の診療が終わったと判断した俺達は車を降りてクリニックへと向かう。
“カラン カラン”
予想通り待合室には誰も残っていない。
スリッパに履き替えると不思議そうな顔をした受付の女の子が俺達を見ていた。
ふいに隣の真田さんを見ると若干鼻の下が伸びてる。
この前来た時もいた、真田さん好みの受付の女の子に改めて警察手帳を見せる。
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