私はどうだろう?
私も多分、飴と鞭を両方イケるんじゃないかな?

こんなに状況なのに、冷静に分析してしまうのは可笑しくて笑えてきてしまう。



性格はバラバラの四人だけど、一緒にいるのはとても心地いいのが不思議だ。けれど、これがうまが合うって事なのかも。


サクラは見た目通り、中身もホンワカしてて癒される。

カエデはB型でマイペースだけど、言動が面白くって、いつも笑いの中心。

ツバキはしっかり者でまとめ役。同い年だけど、一人っ子の私にとってお姉さんみたいな存在。


今の環境に満足はしているけど、やっぱり彼氏は欲しい。


「とにかく、みんな‼協力して下さい‼‼」


私はパンッと手を合わせ、三人に向かってお願いポーズをするとみんなは快く承諾してくれた。


やっぱり持つべきものは友達だね‼

なんて、ちょっぴり自分勝手な事を思いつつ、それでもこんな私に協力を惜しまない友人たちに感謝をする。


窓から見える太陽が朱く染まり、月の時間と交代をしようとしてきたのでそろそろ帰ろうかと言う事になった。




一人家路に着く間に夕日に向かい、不純な動機ではあるけれどみんなに心の中で感謝の言葉をもう一度言ってから家の中へ入ることにした。