カバッとフカフカの布団から飛び起きる

見渡すと暮らし慣れた私、ユリミーア・ムラミストの寝室だった

そうか、私はユリミーアだった
先程見ていた夢はきっと前の“わたし”の人生
そしてここはあのゲームに酷似している…

そこまで思い至ったところで

「あぁユリミーア!!!本当に心配したんだよ!
気分はどうだい?」

「兄様…心配かけてごめんなさい
気分は悪くないわ」

兄様が扉を全開に勢いよく入ってきた

「それは良かった
ところで君に客がいるんだが、通してもいいかい?」