「綺麗だな」

そう俺が呟いたら、少しだけこっちを向いて

微笑んだ。


その女は俺にとってどうでもいい女。

嫌いでも、好きでもない。

クラスメイトではあっても、

顔を覚えていたわけでもない。

なんといっても関わりがまったくない。



…これからも。