雨音「へ……?」


??「ぷっ(笑)


なんて声出してんだよ(笑)」


雨音「いや、あの……」






目の前に現れた、イケメン。





何が起こってる??






…っあ、私まさか絡まれてる?






??「大丈夫ですかって聞いたんですけど?」


雨音「あ…あの…た、助けてください…」


??「何があったの」





大丈夫?


そんなわけない。





彼氏にすてられて、財布も盗まれて、住む場所もない。





………こんな惨めな私……。








雨音「彼氏に捨てられました。


財布盗まれました。



無一文で住む場所もありません。」


??「………」







ああ、やっぱり引くよね。





そりゃそうだ。







雨音「すみません、21にもなってダサいですね。


…失礼します」



??「どこ行くの?」


雨音「はい?」


??「今言ってたよね、無一文で住む場所もないって」


雨音「ゔ……」


??「俺の隣、空いてるけど?」






………んん??




いま私……なんて言われた??






" 俺の隣、空いてるけど? " ??






雨音「ナンパ?」


??「ちげぇわ!」


雨音「誘拐?」


??「お前馬鹿なの?」


雨音「馬鹿って!!」


??「俺のマンションの隣の部屋、


空いてるけど?ってイミ。」


雨音「…え、うそ……」


??「そのマンション、うちの親が管理人だから。


住む場所ないなら来れば?」


雨音「いっ…行きます!!!」






途方に暮れてもう真っ暗闇の中に


突然現れた光。






ちょっとキザ?なイケメンとの





" お隣さん " 生活が始まった。